○ 明石市・三木市 ○ |
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明石公園 |
私は、神戸大学教育学部附属明石中学校に在学していました。毎日、自宅の神戸市須磨区から国鉄(現JR)や山陽電車で通学していたのです。ですから、明石は私にとって中学生時代の思い出の地なのです。私は中学校時代、卓球部に所属していたので、学校と人麻呂神社を走って往復するのが毎日の訓練でした。マラソン大会は、学校を出発して市内を走って明石公園を一周して学校に帰ってくるのがコースでした。応援団にも所属していたので市内の野球大会では明石球場で応援合戦に声を枯らしました。
散歩を始めて明石公園に行くようになると、懐かしい。懐かしいけれど、こんなに広い公園だとは、その頃、思ってもいませんでした。お堀も石垣も、櫓(やぐら)も、こんなに立派だとは思いませんでした。年齢が違うと、こうまで見ること、感じることが違うのだ、というのは驚きです。 |
三木山森林公園 |
私は呉服屋になってから長い間、毎日、風呂敷に商品を包んで外商に出向きました。ある時、元町の店で三木市内のお客様にお買物をしていただき、仕立てあがった着物を納品にご自宅にお届けに上がったのですが、車で初めて三木市内に入った時、私の姓である三木という街が、なぜか妙に身近に感じたのです。私の先祖が、元々どこに居住していたのか全然分からないのですが、瀬戸内海を挟んだ播磨、讃岐に三木姓が多いような気がするので、三木という街に親近感を持ったのも、あながち的外れではない気がします。
散歩を始めて、三木市内に三木山森林公園があると知って、行ってみたらいっぺんで気に入りました。とにかく広々としている。視界を遮るものが何もない、というのは唯それだけで気持ちの良いものです。広い原っぱの中に池があって、初夏には睡蓮が咲き始めるのですが、殊の外(ことのほか)美しいのです。広場に添うように小高い山があって、その山道が散策路になっていて、山頂の辺りに茶室があるのですが、休憩室もあって、いつもそこでお弁当をひろげるのです。木立を吹き抜ける風が気持ちよくて、至福のひとときです。 |