「三久録」は、庵主、三木久雄の備忘録です。日々の暮らしのなかで感じたこと、考えたことを取り留めもなく書き綴りました。タイトルの「三久録」は「三・六・九」のモジリです。

2026年9月10日


  サンデー毎日

 この3月から私は「日曜日以外はサンデー毎日」になりました。「日曜日以外はサンデー毎日」という言い方が自分ではとても気に入っていて、喜寿を迎えた私への息子からのお祝いだと思うからです。根っからの趣味人で道楽者の私にとっては好きなことを思う存分楽しめる好機到来です。
 高校生になってレコードでクラシック音楽を聴くようになり、大学でオーケストラに入ってチェロを弾き始め、呉服屋になってからもオーケストラで知り合った仲間と室内楽を楽しむようになりました。40歳の頃から自宅のホームシアターで映画やオペラを鑑賞するようになり、還暦を過ぎて散歩を始めました。どの趣味も時間がかかるのですが、商売を放っといて道楽にのめり込むことは無かったので、店を潰さずに息子に代替わりが出来ました。そのご褒美に息子から「日曜日以外はサンデー毎日」という贅沢な時間を貰って余生を謳歌しています。
 なかでもホームシアターでの映画やオペラの映像鑑賞は、ソフト自体が短くても90分、長いと4時間を超える作品もあって、充分に時間が取れないと観られないし、スクリーンやプロジェクターの設置にも手間がかかるので、余程、余裕のある日でないと観る気になれなかったのが、「日曜日以外はサンデー毎日」になって、今日は映画、明日はオペラとほぼ毎日のように楽しんでいます。
 私は高校生の頃から、シェイクスピアが大好きで、30数年前、イギリスBBC放送がシェイクスピア全37作品をテレビ放映のための映像に制作したのを、NHK教育テレビが数作品を放送したのを観て感動し、全作品を是非、観たいものだと思っていたら、23年前、DVDで販売されていることを知って、清水の舞台から飛び降りる思いで購入しました。以来、第1作目から順番に観てきたのですが、どの作品も重厚長大で、感動の連続でした。しかし、おいそれと気楽に観ることなど、とてもできないので、一年に、一作品か二作品しか観なかったので随分と年数が掛かってしまったのが、「日曜日以外はサンデー毎日」になったおかげでペースアップ出来て、先日、最終作品の第37作品目「ヘンリー八世」を無事、観終えることが出来ました。目出度し、目出度し。