![]() |
第一話 |
---|
「どうでっか」「あきまへんな」「どうしたらよろしおます」「それがわかったら苦労しまへんがな」。今も昔も、商売あがったり。 |
なぜ売れないのか |
![]() 商売については、なぜ売れないのか、という難問のカタチで考え続けてきました。商売人は、売れなければ食べていけないのです。売れるか売れないかは、まさに死活問題なのです。ところが、モノを売ることは、そう簡単なことではありません。まず売るモノを用意しなければなりません。正確に言うと、売れるモノを仕入れなければなりません。そのためには元手がいります。さらに売る場所が必要です。販売スペースもまた資金がいります。モノを売るためには何よりお金が無ければならないのです。 売るモノがある、売る場所がある。しかしそれだけでは商売になりません。買ってくださるお客さんがいてくださらなければ商売にならないのです。実はこれが難問中の難問なのです。現在、元町商店街で商売をされておられる店舗は、売るモノをお持ちです、売る場所もお持ちです。なのに売れないとお困りなのは、買ってくださるお客さんがいらっしゃらないからです。この難問の中に、商売とは何か、の本質がある。商売とは、売り手と買い手との関係の上に成立する、という。 |
![]() |
![]() |
![]() |
---|